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「ユング 心の地図」 

「ユング 心の地図」 マレイ・スタイン著 青土社

小説家をしている以上、どうしても心理学は避けて通れません。
人の根源的な部分を知った上でなければ、名作と呼ばれる深いものを
書きにくい、という部分があるからです。

そこで今回は心理学の本をご紹介です。この本、本屋でふいに気になって手にした
のがきっかけだったのですが、今はこの本にかなり感謝しています。

普通 心理学というと、かなりわかりやすく省略して書かれた入門書か、
難解な言葉だらけの専門書かになりますが、この本はその中間あたりにあると思います。
何より私が評価しているのは、「表現が文学的」という所です。

心を表現する際の勉強にもなりますし、小説を書く人にとっては入りやすい文章だと
思います。もちろん内容が内容なだけに、かなりゆっくり読まないと理解が
難しいですが、小説家の心理学への入り口としては、かなり良いのかなと。

 

心理学と言えばユングとフロイトですが、私個人の意見ではまずユングをお勧めします。
フロイトって…ご存知の方も多いと思いますが、ちょっとあやしい所がありますよね。
性的な内容も多く、男子中学生にはお勧め出来ないといいますか(笑)。

元型、アニマ・アニムス、コンプレックス、リビドー理論、ペルソナなどは
全てこのユングの本で説明されています。文学でもよく耳にする言葉ですので
一度手にされてみてはいかがでしょうか?

<作品紹介ページ>

ユング 心の地図