伏線をはる

「ビックリするような伏線の回収」には、キャラクターの設定が重要?

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主人公や世界観の設定をしっかり作りこみますと、やはり頑張った分、どうしても「自分の努力を見てもらいたい」という気持ちが出てきます。

そうしますと、ついつい小説の本編から少しズレたサイドストーリー的なエピソードを付け加えたくなってしまいますよね。

例えば恋愛小説なら、主人公の女性が同じ部署の上司に恋をしてしまったようなストーリーの場合。
そういう社内恋愛の話なのに、なぜか途中から友人の不倫の話が始まってしまったり…。

あるいは、勇者ものを書いていて、いよいよこれから突入だという時に、なぜかあまり関係ない回想シーンに入ってしまったり…。

はたまた、町の大きさや人口、発展の歴史などを書きすぎる程に書いてしまったり…。

ありますよね。小説を書いていますと、絶対にと言っていいほどにハマりやすいポイントでもあります。
(こんな記事を書いていますが、私も両手両足で数えられない回数、ハマっているパターンです)

確かにせっかく考えたのですから書きたくもなりますが、これは必要以上には書かない気持ちも大切です。

何より読者様が読んでいる時の「スラスラ読める」という感覚を邪魔してしまいますし、どうしても物語が脱線してしまいがちです。

また。もう一つ大切なポイントがあります。

それは、「伏線に使えるかもしれない」という重要なポイントです。

皆さまも映画や本で「こんな伏線が、ここで回収されるのか!」と驚いた経験がおありだと思います。

色々と書いていく中で発見した(すでに経験された)方も多いかと思いますが、伏線は初めから計算してできる事よりも、書きながら「あれ? これって伏線に使えるんじゃない?」とふとしたアイデアで出てくる事の方が多めです。

はじめから伏線とその回収まで計算して書ける人は実はあまり多くないのでは…というのが私の考えです。

むしろ、「色々設定を考えたけど、使いきれないよな…」と思いながら書き進めていった時、終盤でふと「あの設定、ここで使える!!」とアイデアが降りてくる方が多いように思います。

そして、書き進めながら思いついたアイデアの方が、実は質の高い伏線になっている事もよくあります。

「せっかく考えた設定なんだから、とにかく全部書きたい」という気持ちはいったん横に置いて、
まずは設定を決めたなら書き進めてみるのも大切です。

書きながらでも頭の中は、いつも「こんなストーリーはどうだろう」と考えてしまうものです。

ため込んだ設定と、書きながら考える試行錯誤。
これが思わぬ形で、読者様を驚かせる伏線回収になる可能性が大なのですね。

設定があるのに書いていない。それでも、ストーリーが自然とその「隠れた設定」を思わぬ形で見せてくれる事が、小説の世界ではよく起こります。

設定は無理をして見せなくとも、今は気づかない形で進化する事があります。
まずは焦らず、無理して出さず、そっと隠しながら書いてみるのも一つの方法だと私は思います。


-伏線をはる

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